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EyeEm のススメ、2015

写真共有サービス「EyeEm」(アイエム)を使い始めて1年が過ぎました。
だんだん面白さが分かってきたので、ちょっとここいらでまとめてみようと思います。

そもそも EyeEm とは

日立ソリューションズ IT用語辞典によれば…

EyeEmとは、EyeEm Mobile GmbHが運営するiOSおよびAndroid向けの写真共有アプリである。
写真を撮影する際に、上下左右にスワイプすることで多数用意されているフレームとフィルターを切り替えることができ、撮影した画像のトリミングなども可能である。撮影した写真は、トピックスと場所を追加して、投稿することができる。

これだけだと、今が旬(?)の Instagram と何が違うのー?って感じですが、1年使った皮膚感覚では “Instagram の気軽さ手軽さ”と “Flickr のコミュニケーション機能”を取って合わせたのが EyeEm だと思っています。

EyeEm との出会い

2014年4月頃だったでしょうか。Twitter のタイムラインに 写真雑誌の「PHaT PHOTO」と EyeEm がコラボしてコンテストをするよーというのが流れてきまして。それにはかすりもしませんでしたが、Instagram に不満があったことと、EyeEm の魅力にはまって今に至ります。

普段の撮影はデジタル一眼とフィルムカメラですが、EyeEm はモバイルだけで楽しもうと思い、撮影機材は iPhone 5s とサンワサプライの拡張レンズ、撮影アプリはCamera+、フォトエディターは EyeEmEnlight を併用しています。

EyeEm のススメ

EyeEm は無料のサービス(アプリ)なので、ユーザー登録さえすればすぐ始められます。でも Instagram との違いが分かりにくいと思うので、違いと惚れ込んでいる点とを挙げてみます。

写真のクオリティが高い

Instagram は「写真版 Twitter」 ともいわれるほど“コミュニケーションとしての写真”アプリですが、EyeEm は“作品として意識した写真”をアップしている人が多いように感じます。なので、クオリティが高めの写真が多くアップされています。

写真のフォーマットは Instagram のような真四角だけではなく、どんなサイズの写真でも(パノラマでも!)アップできます。

パノラマもアップできる

最近はどのアプリも編集機能に力を入れていて“竹の子の背比べ状態”ですが、EyeEm はフィルターをスワイプで切り替えられるのがいいなーと思っています。

EyeEmの編集、投稿画面

それから、ユーザーが写真に適用した効果をそっくりまねできる「Open Edit」という機能があるんですが、これが結構勉強になります。

ミッションで技を磨く

ミッションとは、EyeEm 内でいつも何かしら開かれている写真コンテスト。入選すると報償がもらえるそうです。企業がスポンサーのミッションもあれば、EyeEm が主催のものもあります。 ちょうど先日から The 2015 EyeEm Photography Festival & Awards が始まったばかり。

ミッションの募集画面

新しい写真との出会いが豊富

Instagram で一番不満に思っていたのが「未知との出会いが少なくなってしまった」ということ。検索性も悪いですしね。(そこは改善していくらしいですが。)

EyeEmの検索結果画面

その点、EyeEm ではアルバム(タグ)という単位でダッシュボード(メイン画面)が構成されているので、アルバムに追加された写真を一覧で見ることができます。ダッシュボードに表示されるアルバムは毎回ランダムなので、未知の写真との出会いが沢山あるというわけです。ここが Flickr っぽいかなという思うゆえんです。

EyeEmのダッシュボード

もちろん、Instagram のように気に入ったユーザーは友だちとしてフォローすることもできるし、写真に“いいね(ハート)”を付けることもできます。

コミュニティの形成に積極的

EyeEm は Webサイトのトップに“A community & marketplace for real photography”と掲げるだけあって、インターネット外(リアル)でのコミュニティ形成に積極的な印象があります。

年に何回か EyeEm Meetup や Global EyeEm Adventure といった、オフラインでのイベントが開催されています。これは全世界から主催者を募り、その地域のユーザーが集まって“フォトウォーク”をするというもの。日本ではやっぱり東京が一番盛んかな。

近々では今週末の6月6日(土)に Golobal EyeEm Adventure が世界40都市で開催されます。日本では東京と静岡。静岡は私がホストをつとめます。お近くの方はぜひ。

写真の販売プラットフォームでもある

去年の秋ぐらいからだったと記憶していますが、EyeEm が写真の販売プラットフォームとしても機能し始めました。登録された写真は独自の EyeEm Market と、 Getty Images と提携した EyeEm コレクション で販売されます。

ゲッティ イメージズ ジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:島本久美子、以下ゲッティ イメージズ)は、高品質モバイル写真コミュニティ、マーケットプレイスであるEyeEm(アイエム)とパートナー提携を結びました。これによりEyeEmの写真を、ゲッティ イメージズとiStockからライセンスできるようになります。
via ゲッティイメージズ プレスリリース

最近のアップデートで、アプリから直接販売申請できるようになりました。
私は現在100点近く Market にアップしてますが、やーっと1点売れたところです。(これについてはまた後日。)

まとめ

まぁ早い話が「モバイルフォトグラファーなら EyeEm 使っときなよ!」ということです(笑)。
でも残念な点もあって、アプリは日本語化されているのに、ミッションの説明や Market が英語のみということ。私は好き者なので辞書を引きつつやってますが、まだちょっと敷居が高いですね。

でも、日本で一番 EyeEm の情報が多い(と思う)ブログ favLife with iPhoneや、日本ユーザー有志のFacebookグループ(承認制)があるので、そこをのぞいてみるのも良いかもしれません。

ということで、長々と EyeEm愛を語ってみました。
あ、最後になりましたが私はここにいます

カテゴリー: Outside