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邦画
おくりびと
- 2009-03-03 (火)
- Inside
映画ネタ続きでなんですが、『おくりびと』を観てきたんで、記録を残しておきます。
で、うまく文章がまとまらなかったので、以下主観的文体にて失礼します。
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この映画の感想の言葉として、「癒しの映画だ」とか、「心が洗われる」とか聞くが、それだけで片付けられるか。自分は人生のうちで2度の深いそれがフラッシュバックし、頭が真っ白になった。そこには言葉など無い。説明の付かない精神世界。しかしながら、あえて言葉に表すとするなら慈愛、仏の心…そのようなもの。しかし、それが相応しいかどうかは分からない。
生があれば、必ず死がある。
10代、20代の頃は死ぬと言うことは怖いことであり、闇であり、すべての終わりで、考えたくも触れたくもないことだった。ましてやこんな公に死について書くなんて絶対に考えられないことだった。
30代になって、自分も年を食い、そして周りも年を食い、いつかはやってくる幾つかのその時を少なからず意識するようになった。劇中でも語られるが、それは決して終わりではなく門をくぐって次のステージに行く儀式。自分の解釈としては肉体という捕らわれから抜け、関わったすべての人の心の向こうの世界に旅立つ、そう思うようになった…というか、旅立った憧れのある人が教えてくれた。
死というものは恐ろしいものでもなく、闇でもなく、ただ真っ白なものだと今は思う。そこにほんの少しのパステルカラー。厳かな中にもユーモアを交えたこの作品は、まさにそんな感じだ。
今は「死ぬ」と言う言葉が軽んじられている。自分も含め、安易に口にしすぎたり思ったりしすぎだ。それはゲームの敵キャラに向けられるものだったり、腹が立ったときの胸の内だったりする。そろそろ、そんな幼稚さは捨てないといけない。
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映画の内容云々というより、ついつい人生について考えてしまった。
30過ぎたら絶対見ておきたいなと思った作品です。
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