Home » WEB屋の思考 » 続・Dreamweaver10周年記念イベントへ行ってきました
お待たせしました、続き(いや、一番メインのところだ)です。
前回も書きましたがもう一度。今回のイベントはDreamweaver(以下DW)の歴史を知るセクション、10名の勇士によるDWネタ大喜利、そして関連機能と開発中のCS4についてのセクションの3部構成でした。
会場へは12:20頃着き、席は前から3列目という首が疲れるベストポジション。前の座席から引き出すテーブルにはちょっと出入り苦労しましたが…。
開始の前には、DW開発チームの面々が10周年にあたってのコメントを寄せたムービーが流れています。DWの生みの親、Kevin Lynch氏はDWを作るに当たって“19 Dreams”と言う「実現したいこと」をまず書いたそう。
誕生秘話でも触れられましたが、まだ実現されていない“Dream”もあり、これからもDWは夢を紡いでいくんだよというお話しをされていました。
それから、開発当時は現場のデザイナーの声をもっとも重要視したとも。ValidでないHTMLのテクニックがオーサリングツールによって書き換えられてしまわないようにするのに苦労したそうです。今となっては考えられませんが…。(そんな手法、数年前までは平気で使っていた自分…懐かしい。)
気がつくと、緑色の法被を着た男性が前に2人。右側の方はDWの扇子を持っています。純粋に欲しい。
ちょっと静まった会場に、
「今日はお祭りですからね!盛り上がってくださいよ!」
とAdobeの阿部さん、西山さん。
まずは前述の“19 Dreams”についてのお話し。
19 Dreamsはさらに細かい内容があり、19のうちいくつかの内容の日本語訳をスライドで見せていただきました。「11.ブラウザのターゲティング:選択したブラウザプロファイルに応じたプレビューを可能にすべし」などは早く実現されるといいですね。
続いてAdobeの歴史とDWの発売を重ねた年表を見ながら、歴代DWを振り返っていきます。一番最初に発売されたのは1997年だったんですね、世界で初めてDWを買った人の笑顔がある意味ステキすぎますw。それぞれの商品が発売された年の出来事も一緒に見せていただきましたが、10年って短いようで長いですね…。
私が初めてさわった「DW Ultra Developer」の英語名はDW UltraDevだそうで、日本名を考えるときにこの名では出せないだろ?ってのがあったとかなかったとかという裏話も。
ホワイエにも展示(未開封)されていましたが、パッケージも時代を感じます。段々シンプル・スタイリッシュになって、この辺はWebデザインそのものとも重なるところもあるなー。
このセッション最後は、ビジネス デベロップメント マネージャの林さんからDW CS3の主な機能紹介。
Photoshop(以下PS)からコピーして直接DWにペーストすると、保存ダイアログが出てそのまま画像挿入できちゃいます!っていうくだりでは、驚きを通り越してただただ笑うしかありませんでした。まだDW8使っているのでこの機能を初めて見たのです。PSとの連携を強めたというその辺まとめると以下の通り。
40分でしたが、濃密なセッションでした。
今回のイベントの目玉と言っても過言ではないセクションです。
最初から出演の予告があった8名と参加募集時に名乗りを上げた2名による大喜利、持ち時間がひとりわずか10分と3分クッキングも真っ青。なんせタイトルを見る限りでも一ネタで1講義できそうな内容なんですから。10分過ぎると陣太鼓が鳴り渡ります。勇士のみなさんはいつにも増して真剣な面持ちです。
ちなみに、これらの大喜利Tipsは後日Adobeのサイトに掲載されるとのこと。
最近よく耳にする「Spry」、Ajaxのフレームワークだと言うことは知っていましたが、具体的にどう使うかと言うことまでは知りませんでした。DW CS3にはSpryの挿入バーがあり、そこをクリックして挿入すればほぼコードを書かずに実装することが可能とのことでした。ここでは、外部XMLファイルをSpryで読み込み、データテーブルを作成しました。
質疑応答で「Javascriptがオフになっている環境ではデータは読み込まれるのですか?」という質問がありました。私もここは気になったところ。SpryはJavascriptなので、ブラウザの設定がオフになっていたらもちろん機能しません。鷹野さんが実際にオフにしてみせてくださいましたが、XMLファイルは読み込まれず、テンプレートとなるテーブルだけが表示されました。(Spryのアップデートに期待とのこと。)
データの更新はXMLファイルをアップデートすることで実現できます。次のステップではそのXMLファイルの更新をどうやって行うかというお話。テキストエディタでも作成可能ですが、ここではMT4.1を使って更新をしようという内容でした。MT4.1のカスタムフィールドと、XMLファイル用に作ったテンプレートで実装するんですね。これはXMLファイルだけでなく、他のファイルの生成にも使えそう。
既存の(X)HTMLをXSLTに変換してAmazonから抽出したXMLファイルを読み込み、デザインビューで確認しながら要素を埋め込んでいく…早い話、その一連の作業がデザインビューだけでできちゃうよ!というお話。XSLTだけではブラウザで表示ができないため、最後はPHPをかましてブラウザに表示させるという手段になるそうです。XSLTはまだ勉強不足でよく分かっていないのですが、手順はFlickrのほうに…。XSLT興味あるので今後の課題だな。
ビジネス・アーキテクツで実際に制作したサッポロ生ビールのサイトを事例に、DWのテンプレート機能を活用したサイト作成のお話。 事例のサイトは、全体で200~300ページあり、クライアントが運用することを前提に製品情報などのページがDWテンプレート化されています。テンプレート化する理由をいくつか挙げられていましたが、どれもこれも思い当たることばかり。ちょっと気が楽になりました。
事例サイトのブラウザ表示・DW表示を切り替えてみせてくださいましたが、パーツそれぞれが細かく編集可能領域やリピート領域に指定されていて、これならXHTMLに長けていないクライアントでもマニュアルがあれば更新ができそうだなと言う印象を受けました。 こんな複雑なテンプレートの設計はどうやっているのかと思ったら、デザインカンプをプリントアウトしたものにマーカーで記入しているそうです。やっぱり最初は手で整理するのが大切ですね。そんな伊原さんのスライドは構成がとても分かりやすくて、別の意味でも参考になりました。
また、質疑応答で「テンプレート機能を勉強するには?」という質問では『Dreamweaver プロフェッショナル・スタイル』が役に立ちますよということも挙がっていました。自分もこの本でテンプレートを何とか使えるようになった口です。
大喜利の内容には関係ありませんが、テンプレートについては、以下のページも参考になります。
タイトルが某猪木氏の名言に聞こえてしまったのですが…(笑)。
それはおいといて。植木さんのTipsはJIS X 8341-3(9カテゴリ39項目)に対応したアクセシビリティチェックをDWでやろうというお話。DW8から標準搭載されたこの機能では、JIS X 8341-3全項目に対応したチェックが可能とのこと。『富士通ウェブ・アクセシビリティ指針』から解説文を引用したリファレンスパネルでは詳細な解説が参照できるため、チェックしながら勉強ができますね。(結構この方法いいです。>実践者。)
問題箇所は「×(要修正)」と「?(要確認)」で表示されますが、要修正は機械的に判定できるもの、要確認→機械的に判定のできないものと言うところまでは知りませんでした。 アクセシビリティのチェックは、(X)HTMLのバリデータと異なり、全部をクリアする必要はなく、まずそのサイト独自の準拠レベルを決定し、ツールはそれに合わせて“道具”として用いるといいよと言うことでした。
最後は植木さんお約束(?)のあいうえお作文で締めるかなとちょっと期待しましたが、さすがにそんな時間は無いですね。
DWの拡張機能って敷居高く感じていましたが、HTMLとJavascriptで作れるんですね。 DWには標準で(X)HTMLのソースフォーマット機能がありますが、酒井さんの紹介された拡張機能は、それのCSS版ともいうべきものでしょうか。順序がバラバラなCSSのプロパティを並べ替えることができます。
ルールを決めてはいてもそこは人間、100%統一することはなかなか難しいのが現実です。この拡張を試してみましたが、かなりいいですね。並び順を独自に設定できるのも◎。DW8でも動作確認できました。将来的にはショートハンドに書き換える機能も搭載したいとのこと。拡張ファイルは以下で公開されています。
予告では「プログラム開発にも活用できちゃう Dreamweaver」だったのですが、上記内容に変更になってました。
自分はエンジニアの方と同時にサイトデータをさわる機会がほとんどありませんが、チェックイン・チェックアウト機能はこれから使い込んでいきたい機能のひとつですね。
10の大喜利の中で一番新鮮かつ驚愕のネタでした。(自分がいかにFlashやってないかだけですが。)
Flash Playerのバージョンが低くてSWFが再生されない場合はプラグイン配布のページにジャンプさせたりしますが、最新のPlayerをページ遷移せずにインストールし、さらにそのまま再生を始めさせられるExpress Install機能はぜひ導入していきたいです。Flash Player自身の機能であるため、バージョン判定のJavascriptとExpress Install実行ファイル(SWF)だけで実装できるのも魅力です。
具体的な導入手順として、以下のページが紹介されていました。
勇士:(株)paperboy&co. 藤川真一 氏
フォームの入力に不備があった場合、Submitすることなく項目の横に注意が出るアレです。そのアレをSpryで実装しようというお話。 デベロッパーセンターに藤川さんによる事例が掲載されていました。
DWに限らず、キーボードショートカットを覚えているといないとでは作業スピードが違いますよね。スライドで紹介されていた一覧のメモが無いので、自分がよく使うところを挙げてみます。スミマセン。
オリジナルの割り当てで使ってるのは以下の通り。
特に最後の「Ctrl+-」は、昔のバージョンではビューの切り替えだったんですよ、確か。それに慣れちゃっているので新しいマッピング(表示比率変更)が許せず変更(笑)。ソースフォーマットの適用は割り当てしておくととても便利。ソースフォーマットの適用がクセになります。 それと、タブインデントはTab、Shift+Tabのほうが覚えやすいかも。
正規表現の検索置換はテキストエディタでも使うので、もっとつっこんで覚えたいですね。
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約2時間の大喜利でしたが、惜しくも時間切れになってしまったりというところもありました。しかし、2時間で10のネタを聞ける機会など滅多にありませんから!勇士の皆さん、お疲れさまでした。
イベントも終盤へ。Adobe マーケティング本部 西村さんによる関連機能の紹介。これらの拡張は追ってAdobeのサイトで公開されるとのことです。MT4.1の拡張はCS3しか対応していないのかな…。
これもかなり気になっていました。AdobeのDoug Winnie氏による、現在開発中のCS4の紹介です。(会場では同時通訳)怒濤の大喜利にちょっとお疲れ気味の会場が、にわかにざわめき立ちます。
以下の新機能は開発段階でのもので、最終的に搭載されない可能性もあるとのこと。ライブコードはFirebugでソースコードを確認する感覚に近かったですね。

開発段階なので、CS3となっているがCS4のインターフェイス。
2月28日、IT Proにダグラス氏のインタビューが掲載されていました。(インタビュア:矢野りんさん)
アンケートに回答すると冒頭で触れたDWオリジナル扇子を頂けるというので急いで記入、出口で扇子とビアファインをもらって会場を後に。いやー久々に濃い時間を過ごせました。
大喜利もメモをとる隙もないくらいのスピードで、その分聞くこっちも集中しなきゃって緊張しましたね。オジサンズ11でやっていた時限スピーチも然りですが、短時間に要点まとめて話せるっていうのは本当にすごいですね。全く持ってトーク下手な自分、もう少し鍛えようと思った次第です。
そう言えば、このイベントをブログで紹介して応募して選ばれた3名に、出演者も着ていた緑色の法被がもらえるそうですが、アレ着てくるくる回ったら作業も30倍くらい速くなりますかね。いや、それは冗談ですけどw。
さ、大喜利のサイトアップが楽しみです。
※このエントリで使っている写真はじめ、その他Flickrにアップされています。(並び順ぐだぐだですけども。)
→ スライドショー
今日の戯言>
このサイトのブログ用エディタ、実はDWです。(笑)
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